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土建くすの木・建築見学会

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038-4.jpg「房総のむら」を訪ねて
 房総のむらとは、房総の伝統的な生活様式や技術を来館者が直接体験するとともに、県内各地から出土した遺物や、武家・商家・農家などの展示を通して歴史を学ぶことを目的とした博物館です。
 私たちはそのうちの商家「薬の店」を見学しました。江戸時代中期と言われる薬屋さんは、まさに時代劇に出てくるそのままの姿でした。もとの薬を乾燥させるために桧を使った薬箱や薬を砕いて粉にするヤゲンとか2階には所狭しと並べられた薬のもとになる葉や木の実など、町の人の命を預かる薬屋さんの苦労が偲ばれました。
 上総の農家、名主の農家ではまず驚くのはかやぶきの屋根が4層にもなっていることでした。この屋根に草花などが咲くのだそうですが、それがまたかやぶきの密度を高めて長持ちすることなどを聞き感心しました。また、かやぶきの屋根には虫が集り易いのだそうそうで、家の中で囲炉裏を焚き、その煙で虫がたからないようにしているそうで、そのために天井板をつけないのだとか、また柱もかなり太いモノを使い、かやが水分を含んで重くなっても大丈夫に作ってあったり、今で言う、居間と台所がこの地では一緒だったらしく、台所の煙が居間に入らないように板で仕切ってあるなど、先人の知恵が随所で見られ、大変有意義な建築見学会でした。

くすの木クラブ世話人・飯島新二